さくら女子中学校の1日をのぞき見!
先月行われた、昭和女子大学の皆さんとのオンライン特別授業。
★その時の様子はこちらから!
日本の大学生活を紹介してくれた大学生たちに対し、さくらの生徒たちも自分たちの学校生活についてプレゼンしました。
今回のブログでは、その時の発表内容をもとに、さくら女子中学校での1日をご紹介します!
5:00 起床
さくらの朝は早く、生徒たちは毎朝5時に起床します。
起床後は身だしなみを整えたり、部屋の掃除や整理整頓をするのがルーティンなのだとか。
6:00 朝食
さくら女子中学校は全寮制のため、朝昼夕の3食、給食が提供されています。
朝食のメニューは、「ウジ」と呼ばれるお粥。穀物の粉をお湯に溶かして、そこに砂糖を加えたものです。
ドロリとしているため、スプーンですくって食べたり、コップから直接飲んだりします。
そのため、プレゼン準備の際は、「ウジは食べものか飲みものか」で議論が巻き起こっていました😂
6:45〜 朝の自習
朝食後は、朝礼までの時間を使って自習を行います。
分からない子がいたら分かる子が教えてあげたりと、いつも助け合っているのだそうです。
7:45〜 朝礼
授業が始まるまでの15分間を使って、全校生徒での朝礼が開かれます。
国歌や校歌を歌った後は、生徒たちが持ち回りで行っている英語のスピーチ、ラジオ体操、先生たちからの連絡が続きます。
校長先生曰く、毎朝全校生徒が集まるのはタンザニアでは当たり前のことなのだそう。
たとえ1000人を超えるマンモス校であったとしても、朝礼は全校生徒で行われるそうです。
クラスでショートホームルームを受けるだけの日本とはかなり違いますね!
8:00〜 授業
8時からは授業が始まります。さくらでは、数学・物理・化学・生物・英語・スワヒリ語・歴史・地理・歴史の主要9科目に日本語を加えた10科目の授業が提供されています。
「どの教科が一番好きなの?」と聞いたところ、「全教科!!」という答えが返ってきました。
理系科目が大嫌いだった日本人スタッフにしてみれば、尊敬しかありません…。
10:40〜 休憩
午前の授業はまだ続きますが、ここで休憩が挟まります。
タンザニアでは朝に甘い紅茶を飲む習慣があり、キッチンスタッフさんが毎朝この時間に合わせて全校生徒分の紅茶を用意してくれるのです。
時には一緒に食パンが出たり、業者さんが揚げパンなどを売りにきてくれたりして(1個10円くらいで買えます)、午前中のお楽しみになっています。
11:00〜 授業
紅茶を飲んでリフレッシュしたら、11時から授業再開。昼食までもう一踏ん張りです!
ちなみに、週に一度の日本語の授業もこの時間帯。
日本語の単語やフレーズを勉強したり、日本文化を体験したりしながら、日本への理解を深めてもらっています!
(折り紙が大好きなさくらの生徒たち)
13:00〜 昼食
待ちに待ったランチタイム!11時頃に紅茶休憩があるからか、タンザニアは日本と比べてランチが少し遅めです。
タンザニアの主食は、ウガリ(トウモロコシの粉を水で練ったタンザニアの主食)かご飯。
そこに豆煮込みや野菜などのおかずがつきます。
ご飯と豆の組み合わせが生徒たちのお気に入りなんだそうです!
(写真はウガリと豆煮込みです)
13:40〜 授業
昼食の後にも、1コマだけ授業があります。
さくらの授業は1コマ80分で、毎日5コマの授業があります。
紅茶休憩と昼食時間のほかには決まった休み時間がないため、生徒たちは授業の途中でもお手洗いに行くことが許されています。
頻繁に休み時間があり、その間にお手洗いを済ませる日本の学校生活とは少し違いますね。
15:00〜 フリータイム
授業がすべて終わると、ようやく休憩タイム。
曜日によっては宗教に関するセッションがあったり、近くの広場にスポーツをしに行ったりと、課外活動もこの時間におこなわれます。
(太鼓のリズムに合わせて歌って踊る生徒たち)
こういうお楽しみの時間があることで、勉強にもメリハリを持って取り組めるのでしょうね。
また、シャワーや洗濯もこの時間帯に済ませるのだそう。
18:00〜 夕食
夕食の定番メニューは、ピラウ(肉の炊き込みご飯)、ムセト(豆の混ぜ込みご飯)、バナナと肉の煮込みなど。
(タンザニアには甘みが少なく芋のような味のバナナがあり、おかずとしても食べられているのです)
(※これが「ムセト」です)
「一番のお気に入りメニューは?」と聞くと、「ピラウ!」「バナナ!」とみんなそれぞれに楽しみにしているメニューがあるようでした。
18:30〜 宗教の時間
日が暮れてだんだん外が暗くなってくるこの時間帯は、宗教の時間。
さくらではどんな宗教の生徒も受け入れていますが、大多数の生徒はキリスト教を信仰しています。
この時間では、お祈りをしたり、歌を歌ったりするのだそう。
夕暮れ時に生徒たちの綺麗な歌声が響いてくると、「今日も1日が過ぎていくなぁ」としみじみした気分になります。
(歌を歌っている生徒たち。写真では明るく見えますが、19時くらいです)
19:00〜 夜の自習
ここから寝るまでの時間は、ふたたび自習時間。
一人でじっくり取り組むこともあれば、グループでディスカッションをしたり、お互いに質問しあって理解を深めたりすることもあるのだそう。
これが毎日と考えると、日本の中学生では考えられないほどの勉強量です!(日本人スタッフがやってなかっただけでしょうか…😂)
22:30 就寝
生徒たちは寝る直前まで勉強し、22時30分にはベッドに入ります。
試験直前には23時まで勉強することもあるそうですが、24時を超えることはほとんどないとのこと。
朝の5時起床といい、かなり規則正しい生活です!
生徒たちの寮の部屋は4人部屋で、各部屋に二段ベッドが2つずつ設置されています。
朝から晩まで一緒なので、友達との絆はかなり深まりそうです!☺️
さくら女子中学校の1日、いかがだったでしょうか。
日本の中学生の生活とは違う点がたくさんあって、驚いた方も多いのではないかと思います。
朝にも夜にも自習の時間があり、まるで勉強合宿のようなストイックな生活ですが、友達と教えあったりして、勉強にも楽しみながら取り組んでいることが伝わってきました。
勉強時間をたっぷり確保したこの生活スタイルが、国家試験での好成績につながっているのですね!
年明けには2年生と4年生の国家試験の成績が発表されますが、今年はどんな成績が出るか、今からドキドキです!
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