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執筆者の写真現地日本人スタッフ:登尾紗衣

女性の陸上競技会、レディース・ファーストに参加しました!

11月25・26日、ダルエスサラームにて開催された「レディース・ファースト」に、さくら女子中学校の2年生3名が参加しました!



レディース・ファーストは、タンザニアスポーツ評議会とJICAタンザニア事務所が主催する、女性を主役とした陸上競技会。


タンザニアには「スポーツは男性がするもの」という風潮があり、女性アスリートは男性アスリートと比較して、練習や競技会出場の機会に恵まれないのが現状です。


そこで、「ジェンダー平等」「女性のエンパワーメント」「スポーツ振興、体育科教育の普及」をテーマとして始まったのがこのレディース・ファースト。全国から約250名の女性アスリートがタンザニア最大の都市・ダルエスサラームに集まり、100m走や槍投げなどの8種目で競い合います。


さくら女子中学校は、JICAタンザニア事務所より観客としてご招待いただき、国家試験を終えて休暇中の2年生のうち、ダルエスサラーム在住の3名が参加することになりました。



サッカーの試合などでも使われるという大きなスタジアムに集まった、各地域を代表する選手たち。


トップレベルの選手もそうではない選手も、ひたむきに競技に打ち込む姿がとてもかっこよかったです!


スポーツを通してタンザニアの女性が自らの可能性に気づき、活躍の場が他の分野にも広がっていくきっかけになるのではないかと感じました。


また、競技会だけではなくサイドイベントが充実していることもレディース・ファーストの大きな魅力。


さくらの生徒たちは、手作り布ナプキンのワークショップに参加しました。


生理用ナプキンは使い捨てが主流のタンザニアですが、お金がなくてナプキンが買えない…という女の子も多いとのこと。繰り返し洗って使える布ナプキンの存在を知ることは、女性にとってとても大切なことですね!



スワヒリ語で書かれた冊子で生理用ナプキンには様々な種類があることについて学んだ後、布ナプキン作りがスタート。


慣れないお裁縫に苦戦するシーンもありましたが、カラフルなアフリカ布を使った布ナプキンが完成しました!


2日間を通して、たくさんの貴重な経験ができた2年生3名。イベント終了後に提出してもらったレポートには、


「女性も男性と同じようにスポーツに参加できるということを学んだ」

「このイベントは、女性に運動する動機を与えてくれるとても重要な機会だと思う」


といった感想が書かれていました。


JICAタンザニア事務所さま、素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました!


★2019年にご招待いただいた際の様子はこちらから


 

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