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執筆者の写真現地日本人スタッフ:登尾紗衣

2024年のさくら女子中学校は?1年のニュースを振り返る!

今年もいよいよ大詰め。ブログ読者の皆さんにとって、2024年はどんな1年だったでしょうか。


さくら女子中学校は開校9年目を迎え、嬉しいニュース、悲しいニュース、色々なことがあった1年間でした。


今回のブログは、2024年総集編。


今年アップした記事の中から主要なものをピックアップし、1年間を振り返っていきます。


 

【1月】第5期生がさくら歴代最高成績!!


2023年度11月に実施された国家試験の結果が発表され、第5期卒業生がさくら開校以来の最高成績を叩き出したことがわかりました。


これまでも、GPA(全校生徒の全科目平均点から算出される、学校全体の成績を表すポイント)を毎年更新し続けてきたさくら女子中学校。


2022年度の成績が「もうこれ以上は難しいのでは…」というくらいのいい成績だったにも関わらず、5年連続GPA更新の快挙となりました!


この結果を受けて、「さらなる高みを目指そう!」と生徒も先生も気合十分に。


とても良い形で、2024年がスタートしました。



【2月】生徒たちが歌う国歌が大使公邸に響く


天皇誕生日を記念して大使公邸で開かれたレセプションに、さくら女子中学校のトーマス校長と日本人スタッフが出席。


出席者一同で日本国歌とタンザニア国歌を斉唱する場面では、さくらの生徒たちによる国歌斉唱ビデオが流されました。


このビデオは、大使館よりオファーを受けて、この日のために撮影したもの。入学したての1年生たちも、慣れない日本語で一生懸命「君が代」を歌ってくれました。


会場では多くの方にお声がけいただき、「日本とタンザニアの友好の象徴として、今後さらに多くの人にさくらのことを知ってもらいたい!」と改めて感じました。



【4月】日本留学を終えた先輩2人が、さくらに帰ってきた!


2023年度の卒業生・グラシアさんとダイアナさんが、3ヶ月間の日本留学から無事帰国。


日本で得た体験や教訓を在校生たちにシェアするために、さくらを訪問してくれました。



キラキラした表情で自信を持って話す2人の姿は、憧れの先輩そのもの!在校生たちは、羨望の眼差しを向けていました。


ちなみに、この時2人が語ってくれた内容をまとめた動画は、YouTubeでの再生回数が1000回越え!


さくらのチャンネルから公開したここ数年の動画の中で、もっとも再生された動画となりました。



【4月】フリーダ理事長が旭日双光章を受章!


さくら女子中学校のフリーダ・トミト理事長が、「タンザニアにおける日本文化の普及及び日本・タンザニア間の学生交流の促進に寄与」した功績を認められ、令和6年度春の叙勲において、旭日双光章を受章しました!


いつも穏やかで優しいフリーダ理事長。


この名誉ある受章に際しても、「とても嬉しいです。神に感謝します」という謙虚なコメントを残されていたのが印象的でした。



【6月】第5期生が進学率100%を達成


国家試験でさくら歴代最高成績を叩き出した第5期生の進路が発表されました。


もちろん、全員が高校(A level)や看護の専門学校への進学を決め、進学率は100%となりました!ちなみに、半数以上の生徒が理系の進路に進みました。


タンザニアにおいて、中学卒業後も勉強が続けられる女の子はまだまだ少数派。


卒業生たちには、今後も努力を継続して夢を叶え、次世代の女の子たちにとってのロールモデルになってもらいたいものです!頑張れ〜!



【8月】フリーダ理事長が急逝


さくら開校以来、理事長として学校運営にあたってこられたフリーダ理事長が、8月18日に急逝されました。


今年の春に旭日双光章を受章したばかりだったフリーダ理事長。


今後もタンザニアの女子教育に貢献されるはずだったと思うと、早すぎる訃報が本当に惜しまれます。


お葬式には、さくら女子中学校関係者はもちろん、学校の近隣のバンガタ村からもたくさんの人が訪れていました。


三澤駐タンザニア大使とJICAタンザニア事務所の荒所長には、ダルエスサラームでのお別れ会にご参列いただきました。


(※ブログは10月に更新したものです)


【9月】日本の男子大学生が、さくらで一週間のボランティア


短期休暇が明けると同時に、東京学芸大学の2年生・藤田大空(ふじた そら)くん が一週間のボランティアに来てくれました!


「スワヒリ語を覚えたい!」という藤田くんに、生徒たちがスワヒリ語を教えてあげる場面も。


「来年また戻ってきたい!」と言ってくれるほど、楽しいボランティア期間になったようです!


最終日には、1週間を振り返って、素晴らしいレポートを書いてくれました。



【9月】第6期生の卒業式


9月28日、さくら女子中学校にて、6回目の卒業式が開催されました。


当日は朝からとても天気がよく、日本からはキリマンジャロの会の代表と常務理事、ダルエスサラームからはJICAタンザニア事務所の荒所長と三澤駐タンザニア大使夫妻がお越しくださり、晴れやかな門出の日となりました。



卒業式の翌日は、毎年恒例のカレーパーティーも開催されました。カレー作りを通して、キリマンジャロの会メンバーも、すっかりさくらの生徒たちと仲良くなっていました!



【10月】日本の女子高校生がさくらで一週間のボランティア


9月の藤田くんに続き、ダルエスサラームのインターナショナルスクールに通う高校2年生・荒里彩子(あら りさこ)さんがボランティアに来てくれました!


同年代の女の子が来てくれて、さくらの生徒たちは大喜び!


TikTokで流行っているダンスを一緒に踊り、あっという間に仲良くなっていました!


ボランティア最終日に提出してくれたレポートを読むと、荒さんにとっても学びのあるボランティア期間になっていたよう。素晴らしい内容のレポートです!



【10月】日本の女子大生によるオンライン特別授業


毎年恒例の、「昭和女子大学 さくら女子中学校支援プロジェクト」の皆さんによるオンライン特別授業!


例年は、さくらの生徒たちは大学生の授業を聞くだけでしたが、今年は初めての試みとして、さくらの生徒たちもプレゼンテーションに挑戦しました。


プレゼンテーションのテーマは、「さくら女子中学校の1日」。


日本語の自己紹介を織り交ぜながら、一生懸命発表してくれました!


また、昭和女子大の皆さんが紹介してくれた日本の女子大生の生活も、みんな興味深そうに聞いていました。



【11月】国家試験終了、4年生たちとの感動の別れ


11月21日に、4年生たちが受験した国家試験が無事終了。



タンザニアの国家試験は、中学卒業後の進路を決める非常に重要な試験。大きなプレッシャーがあったことと思いますが、やっと試験が終わって、4年生たちは晴れやかな表情を浮かべていました!


そして、その日の夜には、4年生たちが担任の先生に感謝を伝えるためのサプライズパーティーが開催されました!


プレゼントを渡したり、ケーキを食べたり、全員で踊ったりと、さくらで過ごす最後の夜を満喫した4年生たち。


青春の1ページが刻まれた瞬間でした。



 

2025年には、開校10周年を迎えるさくら女子中学校。


アルーシャ有数の進学校としても、日本とタンザニアをつなぐ架け橋としても、その存在感はますます高まっています。


来年にはきっとさらなる飛躍を見せてくれるはず!どんな一年になるか、今から楽しみです♪


そして、一年間ブログを通じてさくら女子中学校を見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございます。


来年も変わらず発信を続けていきますので、よろしくお願いします!それでは、よいお年を〜!


Tutaonana mwakani🌸

(また来年お会いしましょう!)


 

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