日本の女子高生から、ボランティアの活動報告が届きました!
更新日:10月21日
10月15〜18日にかけて、さくらでボランティア活動をしてくれた、ダルエスサラーム在住の高校2年生、荒里彩子(あら りさこ)さん!
★荒さんを紹介しているブログはこちらから
ボランティア最終日に、4日間を振り返ってレポートを書いてくれました。
さっそくご紹介していきます!!
はじめまして!
こんにちは!ダルエスサラーム在住の高校2年、荒里彩子です。
今回、自分の通っている学校が短期休暇だったため、タンザニアのさくら中学で4日間のボランティア活動をしてきました。普段はタンザニアで生活していても、現地の学校や子どもたちと接する機会はあまりありません。だからこそ、今回のボランティアは私にとってとても刺激的で、心に残る体験になりました。
それでは、この4日間の体験を振り返っていきたいと思います!
Day 1
ボランティア初日は、全校集会での挨拶からスタート。私も含め、少し緊張した雰囲気があって、ちゃんとやっていけるか少し不安でした。
その後、登尾さんと一緒に実験道具の管理をお手伝い。これらの道具は、タンザニアの国家試験で理科の実技テストに使われるそうです。試験のやり方が日本と違うと聞いて驚きました!
でも、実験道具の梱包にはちょっと「タンザニアらしさ」が出ていて…(笑)無事に届いて良かったです。
そして、ランチの時間には生徒たちと直接関わるチャンスが!ランチタイムで、生徒の皆さんに混ぜてもらうと、朝の不安が嘘のように、たくさん質問を受けました。特に「17歳」という私の年齢にびっくりしていて、何度も聞き返されました(笑)。この瞬間から、みんなが私のことを身近に感じてくれて、距離が縮まったのが嬉しかったです。
放課後には、3年生と一緒に昭和女子大学の方による特別授業に参加。テーマは日本の女子大学生の生活で、みんな興味津々。メイク道具やネイルの紹介の時には、生徒たちが体を前のめりにして聞いていました。やっぱり、女子中学生の好きなものは世界共通なんですね。さらに、私の好きなアーティストを知っている子がいて、とても嬉しかったです。
朝の不安からは想像できないほど、楽しい1日でした!
Day 2
今日は、私が担当する特別授業の日。少し緊張しながらも、生徒たちが楽しめるように、日本の女子高校生の生活をテーマにした授業を準備しました。まず、1日の過ごし方や学校行事について紹介。文化祭や体育祭の話をすると、生徒たちはあまりピンときていない様子だったので、いつか一緒に行事を行いたいと思いました。
そして、一番盛り上がったのがTikTok!タンザニアの人々が音楽好きということと、日本の女子高校生がよくTikTokで踊ることがうまくマッチして、最近流行っている3曲の中から1つを選んでみんなで踊ることに。選ばれたのはENHYPENの「XO」でした。住んでいる場所が違っても、韓国の流行という共通の話題があるのが嬉しかったです。ダンスの動画を数回見ただけで踊りをマスターしてしまう生徒たちはさすが!その後、逆に生徒たちがタンザニアのアーティストのダンスを教えてくれて、たくさんの新しい動きを覚えました。
Day 3
午前中は授業見学からスタート。しかし、どのクラスでも自習の時間が多くてびっくり!登尾さんの話では、シラバスを早めに終わらせて、国家試験の対策に時間を割くためだそうです。私の通うInternational School of Tanganyika(IST)とは違う授業のスタイルに新鮮さを感じました。
やっと見学できた数学の授業では、日本とは少し違う雰囲気がありました。先生の問いかけに対して、生徒たち全員が一緒に答えるスタイルで、アウトプットの多さがとても印象的でした。3年生が解いていた問題は、私がISTで習っている数学よりも難しく、さくら中学の理系教育のレベルの高さを実感しました。
午後は町を散策。地元の人たちはとてもフレンドリーで、「マンボ」「ポア」という挨拶が飛び交います。小さなお店で食べたチャパティーは絶品で、いつか自分でも作ってみたいなと思いました。
その後、1年生の授業にも参加しました。今回は、1年生が3年生と同じように、昭和女子大学の方と特別授業を行うとのこと。なんと、自分たちの生活を日本語でプレゼンするそうで、みんなやる気いっぱいでした!自己紹介の日本語も完璧で、ある生徒は「これって日本語でどう言うの?」と質問に来てくれるほど熱心。そんな姿を見て、胸が熱くなりました。
そして、いよいよ放課後の本番。生徒たちは3年生と同様に、ネイルやメイクの話題で大盛り上がり!自分たちの発表の時には、少し緊張していたものの、とても楽しそうにプレゼンをしていました。その結果、見事に大成功。昭和女子大学の方々からの質問にもきちんと答えて、活気あふれる特別授業になりました!
Day 4
とうとう最終日です。この4日間があっという間に過ぎてしまいました。
今回のさくら中学でのボランティア活動の目的は、「現地の子と多く交流する」ことでした。
最初は少し緊張していましたが、生徒たちが気さくに話しかけてくれたおかげで、すぐに打ち解けることができました。特に印象的だったのは、ダンスや音楽を通じて、文化の違いを超えて自然と心が通じ合う瞬間でした。言葉や背景が異なっても、一緒に楽しむことで共通の話題が生まれ、距離が一気に縮まったと感じます。彼女たちの純粋な好奇心や明るさに触れ、異文化交流の本当の意味を実感しました。
今回の活動を通じて、異なる文化に対して理解し合うことの大切さを改めて学びました。異なる背景を持つ人々と交流することで、相手の文化を知るだけでなく、自分の視野も広がります。これからも、現地の人々と積極的に交流し、彼らの文化にもっと深く触れていきたいです。そして、異なる文化同士が共存し、互いに尊重し合う世界を目指して、自分にできることを探していきたいと思います。
最後に、この貴重な体験をさせてくれたさくら中学の先生方、生徒の皆さん、協力してくれたすべての人に心から感謝します。彼女たちの温かい歓迎と、交流の中で得た多くの学びは、私にとって一生の宝物です。これからもこの経験を大切にし、いつかまた戻ってきたいと強く思います。
Asante sana!
ティーンエイジャーの女の子どうしということで、あっという間に生徒たちに溶け込んでいた荒さん!
TikTokを使った交流という、女子高校生ならではのアイデアで授業を盛り上げてくれました。
来年の3月まではダルエスサラームで暮らしているとのこと、またいつかどこかで再会できたら嬉しいですね!
ASANTE SANA & KARIBU TENA🌸
(ありがとう!また来てくださいね!)
★9月に来てくれたボランティア生の活動報告はこちらから
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