2021年の国家試験 はじまる!【前編】
更新日:2021年11月22日
今年もいよいよ国家試験が始まりました!
毎年11月〜12月にかけて、タンザニア全土(ザンジバル自治区を除く)で、全国一斉の国家試験が行われます。
今回の記事では、国家試験でさくら女子中学校の生徒が受験する教科や、スケジュールについてご紹介します!
★「国家試験って何?」という方は、以下の記事は以下をご覧ください。
※記事内で、国家試験の実施方法をご紹介
上の記事でもご説明した通り、中学校で国家試験を受けるのは2年生と4年生です。
11月1日(月)からまず2年生の試験が実施されます。
試験のスケジュールは以下の通りです。
2年生の受験科目は33種類あり、学校の授業で学習した教科を選択します。
ちなみに、さくら女子中学の2年生が受けるのは、上の図でピンク色のついた9科目。(多くの進学校が扱っている科目です。)
そのうち、点数の良かった上位7科目が試験結果として反映されます。
★「タンザニアの試験の点数の付け方」についての紹介記事はこちら。
2年生の試験が終了後、その翌週から4年生の試験が実施されます。
試験のスケジュールは以下の通りです。
2年生のものと比べて、とっても縦長な表でしたね。(笑)
4年生の受験科目はなんと74種類!
そのうち、さくら女子中学の4年生が受けるのは、上の図でピンク色のついた12科目。
学校で受ける授業の教科は2年生も4年生も同じですが、物理、化学、生物の3教科の「技能試験(Practical Test)」というものが加わっています。
試験問題に沿って自分自身で考えて実験を行い、実験結果を回答します。
日本の学校ではなかなか無いタイプの試験ですよね?
この試験はタンザニアの多くの学校でありがちな、教師主導型の授業、暗記中心の詰め込み型の学習で乗り切れるものではなく、普段の授業でも実験を通じた学習内容の正しい理解が必要となります。
しかも、タンザニアでは全国的に「女子生徒の理系科目の成績が男子生徒と比べてとても低い」ようなのです。
これが就職にも影響していると言われており、教育とジェンダーの課題の1つとして、問題視されているのです...
【後編に続く】
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