2022年の教員研修【前編】
2022年7月16日(土)に、生徒中心型授業についての教員研修を実施しました。
この教員研修は、日本のキリマンジャロの会の支援を受け、さくら女子中学校で実践されている「生徒中心・対話型授業」をテーマに年に2〜3回実施しています。
はじめは本校の教員だけで学んでいましたが、校長先生や先生たちの提案で、徐々に講師(教育学の専門家)や外部の先生を招いたり、授業実演や授業検討会を取り入れたり、工夫をして行うようになっていきました。
★過去の教員研修については、以下の記事をご参照ください。
①教育の専門家による講義
さて、今回も講師の方の講義から始まりました。
講師の方が「生徒中心の学びの大切さ」を説明したり、参加した先生たちが自身の授業経験を共有したり、座学ですが、理論と実践を絡めながら講義が進みました。
講義の後は、代表の先生方の授業実演です。
この日は、3年生を対象に、「数学」「地理」「公民」そして「物理」の4教科の授業が実践されました。
②授業実演(数学・地理・公民・物理)
1時限目:数学 Analysis(情報分析)
研修最初の授業は数学!
テーマは「Analysis(情報分析)」でした。
授業の初めにの先生から説明を受け、「平均値」や「中央値」などについて理論的なものを学びます。
その後、生徒が分担して各教室を周り、在校生の年齢を調査しに行きました。
日本でも実践が見られる、「教えて考えさせる授業」に似た授業の流れです。
「あれ、でも中学校なんだから年齢くらい調べなくても分かるでしょ!?」
と思った方もいるかもしれませんが、タンザニアの生徒は日本と違って、同じ学年でも年齢がバラバラなので調査のしがいがあります。(たとえば中学1年生だから皆12〜13歳というわけではないのです。)
実は今年8月、タンザニアでは全国一斉の国勢調査があり、先生はそれと関連づけてこの授業アイデアを思いついたそうです。
生徒の生活に密着した授業テーマを選びは、生徒の学ぶ意欲をかきたてます!
2時限目の授業に続く!
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